子供のO脚・X脚(過去記事より)

子供のO脚・X脚って、気になりませんか?

周りに「転びやすいよね」だの、「なんか歩き方が変じゃない?」なんて言われると、余計に気になるものですね。

しかし、安心してください!

本日、幼稚園の発表会でちびっ子たちの足ばかり見ておりましたが、年中さん(4~5歳)だと、X脚気味が多いです。年長さん(5~6歳)になるとだいぶ減っています。

と、いうことで今回は「生理的O脚・生理的X脚」について、徳島県医師会のページと、当院で調べた「病的な基準」を記載させていただきます。

両足をそろえて立ったときに、両ひざの間にすき間ができるのをO脚といいます。反対に左右のひざがくっついて当たってしまうのをX脚といいます。O脚もX脚も程度が軽ければ、全く問題なく一生を過ごすことができます。どちらかといえば、日本人にはO脚の人が多く、西洋人にはX脚気味の人が多いようです。

赤ちゃんはO脚が普通で、2歳ごろまでその状態が続きます。これを「生理的O脚」といいます。2歳を過ぎると自然に矯正され、3歳のころには逆に、少しX脚になるのが普通です。幼稚園の運動会などで子どもが並ぶ姿を見ると、ほとんどがX脚であるのに気付くと思います。これを「生理的X脚」といい、小学校低学年まで続きます。小学校高学年から中学生になると、自然に矯正され真っすぐな脚になります。

それでは、どの程度のO脚やX脚は生理的で、どの程度になると病的といえるのでしょうか。

2歳以下の場合、両足をそろえて立たせ、両ひざの間に2~3センチのすき間があく程度なら心配はありません。自然に矯正されるでしょう。4~5歳では、両ひざをそろえて立たせて両くるぶしの間が2~3センチあく程度のX脚ならば、これも心配ありません。レントゲン検査や余分な血液検査を行う必要はないでしょう。

2歳以下でも、両ひざの間に5センチもすき間のあくO脚は、整形外科を受診することをお勧めします。ブラウント病と呼ばれる、真性のO脚の可能性があるからです。この場合は、半年に一度くらいずつ経過観察をして、4歳くらいまで経過を見ます。

くる病がO脚やX脚の原因となることもあります。最近は食生活が原因のくる病はほとんどなく、大部分が遺伝性のくる病です。ビタミンD抵抗性くる病というものもありますが、これは血液検査で診断できます。その場合でも、活性型ビタミンDを投与すると大抵のO脚は改善します。

そのほか、骨系統疾患に伴うO脚やX脚もありますが、この場合は低身長などの全身性の発育障害がまず問題になります。

<まとめ> 【正常なX脚】  2~6歳で15度までのX脚はよく見られます。普通、左右対称的で日常生活の活動で特に変わりなく、身長も平均的であれば、遅くとも7~8歳ごろまでには自然矯正されます。特に治療の必要性もなく、経過観察のみでよいでしょう。

8歳を過ぎて存在するX脚はそのまま残ることが多く、少年期になって痛みや不安定な症状が出る場合は、「くさび状足底板」や「アーチパット」の矯正装具をつけ、症状を軽くするとよいでしょう。しかし、矯正装具の効果はあまり期待できません。

【病的なX脚】  外反度が15度以上で、膝の内側のくるぶし間の距離が10センチ以上になると、ひざや足の痛み、疲れやすい、うまく走れないなど日常生活に支障が出ます。外反が左右対称でなかったり、身長が低いなどの症状があれば、病的なX脚を疑い、精密検査をする必要があります。

特に10歳以上で、15~20度以上の変形を伴う重症の場合は、手術(内反骨切除)で矯正する必要があります。このような場合、装具療法は全く効果がありません。

いずれにしても、大部分の子どものO脚やX脚は治療の対象にならないものです。「親としてできること」を無理に探すのではなく、おおらかに子どもの発育を見守る気持ちが大切です。

ちなみに、うちの5歳児の一人もX脚気味かなぁ~って、思っていましたが最近そうでもなくなってきてますよ。






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カテゴリー: おもしろ雑学
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